プレミアクラウドカンファレンス – Pulse2014

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IBMの新クラウド戦略について、IBMの事業再編とSoftLayerについて述べてきた。そして、今回で7年目を迎える年次カンファレンスPulse 2014(2/23~26)が“The Premier Cloud Conference”と銘打って始まった。 期間中幾つか同社のクラウド戦略を担う重要なアナウンスがあったのでフォローしよう。

< 発表1 > =Cloudant=

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まずDBaaS(Data Base as a Service)のCloudant買収である。
IBMは同社技術を利用して、急増するBig Data and Analyticsや
Cloud Computing、さらにはMobile領域でユーザ企業のクラウド
構築支援を目指す。CloudantはNoSQLドキュメント指向データ
ベースApache CouchDBのクリエーターだ。そして、強力なサポーターとしても知られている。同社は現在、CouchDBを用いたデータベース展開のホスティングや管理ツール、解析サービスを提供しており、さらにBigData向けBigCouchなどのサポートも実施している。IBMはまた、これらの技術を新たに組織化した人工知能の認知革新(Cognitive Innovation)のWatsonプロジェクトにも適用するものと見られる。

< 発表2 > =Power ServerもSoftLayerに投入=

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次にIBMはWatosnやBigData用に、同社が独自に開発してきた高性能Power ServerをSoftLayerインフラ基盤に組み込むことを発表した。つまり、SoftLayerはこれまでのx86以外に、始めてPower ServerをIaaS基盤に適用し、その上でアプリケーションを走らせる。発表によれば今年第2四半期にはWatson系の幾つかのサービスがこの上で登場し、次いでにこれまで提供してきたDB2 BLU with AccelerationやCognosのようなデータの最適化や解析などがSaaSとして、この上での稼動が予定されている。

<発表3> =開発者向けPaaSに巨額投資($1B)=

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さらにIBMはユニークなデベロッパー向け開発環境をPaaSとして整備するために$1B(約1,000億円)を投資すると発表した。同日、オープンβとなったBlueMixがそのプラットフォームだ。BlueMixはSoftLayerにCloud Foundryを載せ、その上で開発環境を整備する。このβ版の開発言語はJava、Node.js、Ruby。DBはMongoDB、MySQL、PosgreSQLなどだ。IBMによると、これまでのSmartCloud Application ServicesはPureApplication on SoftLayerとなり、BluMixとは現時点で別だという。この投資目的は、単に開発環境のPaaS整備だけでなく、企業ユーザの持つデータとアプリケーションをクラウド経由で接続するHybrid Cloud化を促進するためのもので、今後は3rd Partyやオープンソースなどの品揃えを拡充させる。Evans Dataの調査報告によると、現在、全世界のデベロッパー人口は1,820万人、そして2016年には2,640万人に増加する。彼らのうち現在は430万人しかクラウド上で開発作業を行っていないが、2019年には1,250万人に急増するとの予測だ。このような時代の到来によって、クラウドベースのソフトウェアの90%がデベロッパーによって購入の意思決定されるという。

<発表4> =クラウド促進にオープンサポート=

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IBMはまたクラウド促進のため、Ecoサイクルの確立を狙ったオープンシステムサポートを改めて表明した。特に今回、同社が推進する企業向けモバイルMobileFirstの普及を目指して、Java Script コミュニティーjQueryの創設メンバーとなった。また前述のデベロッパー向けPaaS開発に合わせ、Cloud Foundaryの親会社Pivotalとも関係を新たにし、Foundationのメンバーとなった。これらとは別に、同社は継続してOASIS TOSCAやOpenStackを支持している。TOSCAはPaaS機能をベンダー間で標準化することを目指し、昨年3月、第1版をリリースした。IBMは直後の同5月にエンタープライズクラウド環境の構築/管理自動化ソフトウェアSmartCloud Orchestratorを発表したが、これは勿論OpenStackやTOSCAに準拠したものである。同社はまた、Open Flowを推進するOpen Networking FoundationやSDNベースのプラットフォーム環境を整備するOpen Daylight、さらにKVM普及を進めるOpen Virtualization Alliance、クラウド利用者からみた利用推進のCloud Standards Consumer Councillなどもサポートしている。