クラウドとエンジニアのキャリア

掲載者:CUPA運営委員 山崎 泰宏

春です。今年は一時的に気温が低くなったせいか、桜の満開が例年よりも長続きしたような気がします。お花見のシーズンとしては、これから東北がまさに満開を迎えるところと思います。震災からの復興の意味も込めて、皆様も北上してみてはいかがでしょうか。

さて、春といえば新人の参加です。皆様の職場にも何名かやって来たことでしょう。もちろん、彼ら自身の伸びしろに期待したいのですが、周囲にいる我々自身で、彼らを導くことも重要だと思います。すなわち、エンジニア職であれば、エンジニアとしての人生設計をいかに魅力的にできるかという事になるのではないでしょうか。エンジニアは、軽い気持ちから始まる興味と好奇心が湧くことがあります。これが成長の小さな芽です。この芽をいかにうまく育てられるかが鍵になるはずです。軽く挑戦し、ちょっと失敗し、そこから学ぶサイクルがエンジニアには必要です。これを繰り返すことで、向上心を殺さずに、いずれ大きな仕事ができるようになるのでしょう。そのためには、数多くの小さな失敗と成功体験が必要です。これで自信が付けば、必ず大きなステップを踏みたくなります。近頃株価が上向いてきたとは言え、新人の知っている経済状況はいつも右肩下がりです。大きな賭けに出られない時代だからこそ、小さな失敗と成功体験の積み重ねが大切だと思います。そして、この小さな積み重ねが、天高くに見える各社の持つビジョンへの階段になることをイメージできれば、あとはその積み重ね方も理解するようになるでしょう。自分の人生設計を自分で考えられるようになるでしょうし、それでまた来年の新人が迎えられて、繰り返されるのかもしれません。確固たるビジョンへ向かう、失敗と成功のステップを設計できるか否か。難しい課題です。ことクラウドコンピューティングの世界では幅広い知識と技術力が問われます。画一的な教育プログラムでは得られない能力もあります。その上、技術の方向性はビジョンと関連していなければなりませんから、ビジョンの方もある程度キャリアを意識する必要があります。こう考えると非常に大掛かりではありますが、未来ある新人に、業界の雲を打ち払うのは、大いに意義があるのではないでしょうか。

春を機会に、ぜひ皆様と共に、今年も良いスタートにしたいですね。皆様は何に挑戦なさいますか?